春の嵐

風の強さ縮小版
 春一番は、立春から春分間にその年に初めて吹く南よりの強い風のことですが、3月から5月にかけて日本付近で急速に発達した低気圧によって台風なみの暴風が吹くことがあります。これは「春の嵐」「メイストーム(五月の嵐)」と呼ばれています。
さわやかな晴天の日が多い春は、屋外でのレジャーに最適な季節ですが、気象情報には、十分な注意が必要なようです。予報で使われる風の強さは表のようになっています。

隣百姓

お田植え神事
 「日本人とユダヤ人」(イザヤ・ベンダサン、山本七平 訳)という本の中に「隣百姓」という表現があるそうです。
 「隣百姓」というのは、「隣が田植えの準備を始めたから自分も準備しなくてはいけない。隣が稲刈りを始めたから自分も稲刈りをしなくては・・・」という考え方、生活スタイルを表す言葉だそうです。
 しかし、稲作を中心とした農業社会では、地域社会で水を管理し、高い位置の田んぼから順に水を引かなければならないという必然性もあって、自分だけが田植えの時期を変えることは出来ないので「隣百姓」には、理があると言う話を聞いたこともあります。
 いずれにしても和を尊び周囲との協調に重きを置くことが日本人的発想には違いなさそうです。
 同じテントで寝起きを共にするキャンプという生活は、個人と集団との関係を考えるよい機会となるでしょう。

カタクリ

カタクリ縮小版
 現在の片栗粉は、ジャガイモを原料とした澱粉のようですが、本来は、カタクリという植物の根からとった澱粉のことだったようです。明治以降、自生のカタクリが減少したこととジャガイモが大量栽培されるようになったために、原料がジャガイモに切りかわったのですが、名称はそのまま残ったということです。
 カタクリという植物は、地上に姿を現すのは春先のみで、1年のうちの大半は地中で過ごしています。林の地表面が、雪解けを迎えた春先の一時期だけ明るく照らされる環境がカタクリには必要です。林の木々が芽吹いて光をさえぎってしまうと光が弱まって光合成ができなくなるだけではなく、花粉を運んでくれるハナバチやギフチョウなどの昆虫が見つけにくくなってしまうので種ができなくなってしまうのだそうです。
 山道を歩いていて一ヶ所にたくさん咲いているカタクリを見つけたときの喜びは言い表せませんが、カタクリが生きられる環境を保つためには、間伐や下草刈り、枝打ち等によって、春の光が差し込む林を作ることが必要だと言うことです。

技・術・芸・道

荒川博
技の上に術あり 
これを技術という。プロということ。
術の上に芸あり。名人芸というのはこのこと。
芸の上に道あり。
道に終わりなし。

世界のホームラン王、王貞治を育てた荒川博氏の言葉です。

暗黙知

暗黙知と形式知
 暗黙知という言葉があるそうです。主にビジネスの世界「組織における知識創造(ナレッジマネジメント)」の分野で使用されている言葉のようで「経験や勘に基づく知識のことで、言葉などで表現が難しいもの」を表しているのだそうです。
 従来の日本企業では、個人が身につけ磨いてきたコツやカン、ノウハウなどの「暗黙知」が組織内で代々受け継がれていって、それぞれの企業が独自の企業風土・企業文化を持っていたようなのですが、現在では雇用慣行の変化によって「暗黙知」の継承が難しくなってきていると言うのです。
 キャンプの世界でも経験に裏打ちされた技術をどのようにして継承していくかが問われているのかもしれません。
                 参考及び図:「知識創造の経営」野中郁次郎
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